ケース1  親に知られず自己破産したい

友人がもうどこの金融会社からも借入できない状態で、頼まれて断りきれずに代わりに借り入れをしてしまった後に、派遣切りに遭い、返せなくなったというケースです。さらに悪いことにその友人が急逝してしまい、その子供の協力も得られない状況で相談に来られました。その方は、ご両親と同居されていて、何があっても両親に知られずに手続してほしい、ということでした。これは基本的には可能です。まず、裁判所からの書類は、書類作成をした司法書士宛に送るように指定できます。次に、破産決定されると「官報」といういわば、国発行の新聞に載るのですが、特殊な職業の方を除き、官報を購読している人はまず周囲にはいないと思います。なので、両親や同居の家族に知られずに手続ができます。ただ、本人所有の不動産などがあれば、それは手放すことになるので誰にも知られずに手続するのは厳しい、あるいは専業主婦といった場合、ご主人の収入証明が必要となることがあり、それを入手するために話さざるをえないことがある、ということを付け加えておきます。(私個人の意見としては、できることならお話された上で手続きされたほうが良いと考えますし、依頼の際にはそのようにお伝えしています)